リフォーム業者と話をしてみよう

絶対に見積りは複数の業者に頼むべき見積書から今後の明暗を読み解こう。

リフォーム内容に合わせて、その工事が得意な業者を数社に絞り込みましたか?

その業者の施工管理体制は判明しましたか?

これらが終わったら、いよいよ業者を呼び、見積りしてもらうことらなります。ここでも複数の業者から話を聞き、よく比較検討することがリフォームの成功に繋がります。

見積りしてもらう業者は、これまでに絞り込んだ数社、それぞれに頼むべきです。複数の業者から個別に見積もりをとれば、工事内容や金額を比較検討することができます。リフォームの価格、相場も分かります。提案内容、会社の特徴や体質、対応の良し悪しまで知ることができます。

具体的に何社ぐらいに見積りしてもらえばいいかというと、現実的には3社前後でしょうか。多ければ多いほどコチラが有利になるのですが、多過ぎると説明や比較検討の手間ばかりが増え、効率が悪くなりがちです。

実際に見積りを取る場合、気を付けておきたいことを上げておきます。

  1. 無料かどうかの確認

フツー、概算での見積りは無料です。しかし、現実的に考えれば、人件費や交通費がかかっているワケで、業者がそれを負担していることになります。無料と言いながら、工事を断ると、見積もり代金を請求してくるような業者もいます。概算の見積もりから踏み込んで、本格的な図面と詳細な見積もりを作成すると、プランニング料などの名目で料金を請求されることもあります。「見積もりは無料ですか」にプラスして、「無料の見積もりの範囲はどこまでですか」と依頼する前に必ず確認しておくべきです。

  1. 複数に依頼していることを各業者に伝える

競争原理が働き、見積もり金額が低くなりやすくなります。提案してくる内容にもより力が入るでしょう。断りやすくもなります。リフォーム内容によっては、競合する業者がおらず数社から見積りを取るのが難しい場合もあるでしょうが、その場合でも「他からも見積りしてもらう予定」と伝えてみて下さい。対応が変わるハズです。

  1. 同じ条件で見積りしてもらう

必ず各業者に対して同一の条件、同一の希望内容で見積りしてもらって下さい。予算や内容が違うと、比較する意味がなくなってしまいます。業者の話を聞いているうちに提案に乗ってしまい、条件や内容を変えてしまうことはよくあります。

予算が決まっている場合はおおよその額を伝えておくと、業者も具体的な提案をしやすくなります。また、建物の図面があれば、業者も工期等のプランが立てやすく、正確な見積りを出しやすくなります。

見積してもらったら、見積書をいつもらえるのか、具体的な期日を必ず確認しておきます。各業者の見積書を見て、比較検討するのだから、時間的に余裕を持ちたいものです。期日を特定しておいて、それまでに見積書をもらえない場合は、工事についても工期通りに進まない可能性があります。

●見積書から今後の明暗が見えてくる

見積書をもらったら、「内訳書」、「内訳明細書」がついているかを確認して下さい。『工事一式○○円』などコミコミ価格しか記載されてないような見積書はダメです。他者と比較検討できないし、どんな材料が使われるか分かりません(ただし、手間仕事が中心となる小規模な工事では『材工一式○○円』などとまとめることもあります)。

「内訳書」や「内訳明細書」には設備や部材のメーカー品番・価格、数量、工法、施工範囲などが具体的に書かれています。設備や部材のメーカー品番と数量を確認して、他社と比べてみれば、一目瞭然です。同じ部材なのに、業者間で数量が極端に違う場合はどちらかが水増しして利益を上乗せしているか、手抜き工事をするつもりなのか。不審な点は業者に確かめて下さい。また、別途工事が見積金額に含まれているかどうかを注意しましょう。

見積書の総額だけを見て、即断してしまうのは絶対にヤメて下さい。同条件で見積もりしてもらっても、工事の具体的な範囲や内容、使う部材は各社ごとに違うのが普通です。当然、金額も違ってきます。見積もりの中身をよく見て、疑問を感じたら、遠慮なく業者に質問して下さい。

優良な業者は、最初から自信を持って、適正な価格の見積もりを出してきします。簡単に大幅な値下げに応じる業者は、ボッタくろうとしていたわけです。信用なりません。

また、無理な値引きをさせるのは避けたほうがいいです。見えないところで材料の質を落とす、手を抜く、技術レベルの低い職人を使うなどの危険性が格段に上がります。都心から離れるごとに屋根業者は少なくなりその特性は顕著になります。街の屋根やさん(http://www.yaneyasan13.net/area/mitaka)は三鷹市も工事対応という事ですので、費用や施工内容に不安を感じられる方はぜひ相談してみてください。

値段以上の内容・仕上りになることありません。残念ながら、値段の安さと満足度は比例することがないのです。それを踏まえたうえで、数社から見積りを取り、金額が極端に高すぎず・安過ぎず、価格が市場での平均な範囲内か、価格以外の提案内容や工事に心配がないかなど、その他のことも総合的に判断して、じっくりと時間をかけ、最終的に頼む業者を決めましょう。